2009年08月20日
ツキノワグマ◎◎に出ました!!
おばんです☆☆☆
8月も中旬が過ぎようとしています。今週は天気も良く暑かったですね。
さて、新聞ではクマ◎◎に出没!!の記事が目立つようになってきました。
襲われれば対処の仕方も未だわからず、野生の爪と牙と鍛え抜かれた体力にはほとんどかないません。
ただし、襲われた場合はですよ。
季節的にクマと一般生活圏での人間との距離が一番狭まり、さらにオーバーラップが始まる時期でもありますね。
季節的にとか一般生活圏という言葉を使いましたが、それは春や秋の山菜シーズンと比較するため、また、山菜を採るような山の狩猟採集圏との位置的な差異をわかってもらうためです。
今の時期、最もツキノワグマを人間が目撃する場所は住居近くの実りの始まった里山や住宅街近くの山林、平野部のトウモロコシや果実、野菜、スイカなどの畑作地区等です。
彼らは日中、わりとゆっくりとそんな場所で食事をしています。畑や果樹など、実ったおいしいものを人間のように、ホントに人間の子供か、はたまた酔っ払ったおじさんが座るようなスタイルでチョコンと座って、両方の前足を上手に使って食べています。
畑荒らしですね。丹精こめて作った「実り」を無断で食べています。人間でも同じことをすれば怒られます!!
しかし、彼らは人間が作った畑を荒らしたり、並んでいる果樹を、もいで食べることが悪いことだとは思っていません。
また、わざとやっていることではありません。
人間のように高級サクランボのみを盗んで売ったりしません。それでも人間はせいぜい刑務所行きです。
クマは家庭菜園を荒らしただけでも死刑になる可能性もあります(奥山に放される場合もありますが、撃たれてしまうってことです)。
どうでしょう!! この差は☆☆☆
クマ一種の生息環境からも日本の「平和ボケ」が見えます。
他の先進国では野生動物の絶滅や自然環境の消失に危機感を感じている国も多いのが実情です。
感じているけどどうしようもないという経済中心・経済優先国も多いことでしょう。
先進国でも飛びぬけた経済力、頭の良さを持つわが国、日本は自然環境と人間との共存策などにはまだまだ頭を使っていない、経済最優先で環境対策には遅れたレベルの低い国だなとつくづく実感します。
昔々あるところにと始まるころの感覚は忘れてはいけない感覚ですが、それでしか動いていないヒトも多いでしょう。
言葉が通じない獣への恐怖から何をするのかわからない。何を考えているかわからない。野獣(危険な他種)への恐怖感から、排除方向へと感覚的に飲み込まれてしまう。
山で襲われて1対1ならわかりますよ。誰だって戦いますよ。それは野生対野生として。
しかし、私たちは現代人ですよ!!
間違った野生動物との付き合い方やその方法を長年続けて きた教育レベル
生息地とのオーバーラップをわかっていながら生活圏、就労圏、農業圏にしなければならない日本の経済政策と農業政策、環境政策とのずれ。
それらを指揮する政治と行政もそして住民も実質的にどう対応すればいいのかわからないままの現代人。
昔から里山の集落には出没していましたよ。
クマ撃ち専門の猟師-マタギ- 彼らは専門職、商売です。伝統も継承している地域的なものは確かにありますが、現代の職業は他にたよっているはずですよ。
ニホンオオカミの絶滅については多くの方々が知っているはずですよね。
その結果、現代では自然環境がどう変わっているのでしょうか?
詳しくはわかりませんよね。
でも少しずつ自然環境に変化をもたらしているはずです。
狼が位置していた食物連鎖の位置にはなかなか他の動物は入り込めないですよね。
近年、鹿等が増えた一因もこの狼の絶滅に起因しているかもしれませんね。
まあ、鹿の場合は温暖化、少雪地域の増加や少積雪年が連続すること、奥山までの道路整備と除雪体制強化など数えればきりがないのですが....。
いずれも日本国土(自然環境)の構成員であった野生動物が次々と絶滅していくのには人間が深く、そして、確実に係わっています。
野生動物と一体の私たちがいつも身近にしている自然環境も確実に一秒、また一秒と失われています。
クマもその自然環境の一部です。
今回はちょっと過激に記述した面もありますが、人間はこれからも自然環境を破壊し続けます。
何が悪いんだ。しょうがないだろ。人間のためだよってことでです。
だけど少しだけ残そう、少しだけ守ろう、少しだけ増やそう、少しだけ大切にしよう、少しだけ見ていようという「気持ち」と「行動」が未来の地球環境へのやさしい、最も大切な贈り物となるはずです。
クマの記事からここまで脱線しましたがどうだったでしょうか??
今回はツキノワグマの生息域で野鳥観察中のトシちゃんが、自分に向って歩いてくる個体を逃げずに、数十mの位置まで引き寄せてから見事激写した写真を提供して頂きました。
人間の一般的な生活圏からはやや外れ、人間に迷惑もかけておらず、道路を渡ろうが何をしようがツキノワグマのもともとの生息域での、クマの普通の生活を観察しただけなので110番もしませんし、その野生動物の存在を「この山にはつきのわぐまがいるんだね。いい山だね」という確認の気持ちで帰ってきたようです。

普通こんな感じでしょ!! 違いますか!!
人がめったに行かないような場所で「クマ出ました」で記事を書く方はいませんよね。
あたりまえのことですから。
それはやめてくださいね。伝えるべきことを伝えてください!!
人間にも野生動物にも自然環境にも失礼です。
8月も中旬が過ぎようとしています。今週は天気も良く暑かったですね。
さて、新聞ではクマ◎◎に出没!!の記事が目立つようになってきました。
襲われれば対処の仕方も未だわからず、野生の爪と牙と鍛え抜かれた体力にはほとんどかないません。
ただし、襲われた場合はですよ。
季節的にクマと一般生活圏での人間との距離が一番狭まり、さらにオーバーラップが始まる時期でもありますね。
季節的にとか一般生活圏という言葉を使いましたが、それは春や秋の山菜シーズンと比較するため、また、山菜を採るような山の狩猟採集圏との位置的な差異をわかってもらうためです。
今の時期、最もツキノワグマを人間が目撃する場所は住居近くの実りの始まった里山や住宅街近くの山林、平野部のトウモロコシや果実、野菜、スイカなどの畑作地区等です。
彼らは日中、わりとゆっくりとそんな場所で食事をしています。畑や果樹など、実ったおいしいものを人間のように、ホントに人間の子供か、はたまた酔っ払ったおじさんが座るようなスタイルでチョコンと座って、両方の前足を上手に使って食べています。
畑荒らしですね。丹精こめて作った「実り」を無断で食べています。人間でも同じことをすれば怒られます!!
しかし、彼らは人間が作った畑を荒らしたり、並んでいる果樹を、もいで食べることが悪いことだとは思っていません。
また、わざとやっていることではありません。
人間のように高級サクランボのみを盗んで売ったりしません。それでも人間はせいぜい刑務所行きです。
クマは家庭菜園を荒らしただけでも死刑になる可能性もあります(奥山に放される場合もありますが、撃たれてしまうってことです)。
どうでしょう!! この差は☆☆☆
クマ一種の生息環境からも日本の「平和ボケ」が見えます。
他の先進国では野生動物の絶滅や自然環境の消失に危機感を感じている国も多いのが実情です。
感じているけどどうしようもないという経済中心・経済優先国も多いことでしょう。
先進国でも飛びぬけた経済力、頭の良さを持つわが国、日本は自然環境と人間との共存策などにはまだまだ頭を使っていない、経済最優先で環境対策には遅れたレベルの低い国だなとつくづく実感します。
昔々あるところにと始まるころの感覚は忘れてはいけない感覚ですが、それでしか動いていないヒトも多いでしょう。
言葉が通じない獣への恐怖から何をするのかわからない。何を考えているかわからない。野獣(危険な他種)への恐怖感から、排除方向へと感覚的に飲み込まれてしまう。
山で襲われて1対1ならわかりますよ。誰だって戦いますよ。それは野生対野生として。
しかし、私たちは現代人ですよ!!
間違った野生動物との付き合い方やその方法を長年続けて きた教育レベル
生息地とのオーバーラップをわかっていながら生活圏、就労圏、農業圏にしなければならない日本の経済政策と農業政策、環境政策とのずれ。
それらを指揮する政治と行政もそして住民も実質的にどう対応すればいいのかわからないままの現代人。
昔から里山の集落には出没していましたよ。
クマ撃ち専門の猟師-マタギ- 彼らは専門職、商売です。伝統も継承している地域的なものは確かにありますが、現代の職業は他にたよっているはずですよ。
ニホンオオカミの絶滅については多くの方々が知っているはずですよね。
その結果、現代では自然環境がどう変わっているのでしょうか?
詳しくはわかりませんよね。
でも少しずつ自然環境に変化をもたらしているはずです。
狼が位置していた食物連鎖の位置にはなかなか他の動物は入り込めないですよね。
近年、鹿等が増えた一因もこの狼の絶滅に起因しているかもしれませんね。
まあ、鹿の場合は温暖化、少雪地域の増加や少積雪年が連続すること、奥山までの道路整備と除雪体制強化など数えればきりがないのですが....。
いずれも日本国土(自然環境)の構成員であった野生動物が次々と絶滅していくのには人間が深く、そして、確実に係わっています。
野生動物と一体の私たちがいつも身近にしている自然環境も確実に一秒、また一秒と失われています。
クマもその自然環境の一部です。
今回はちょっと過激に記述した面もありますが、人間はこれからも自然環境を破壊し続けます。
何が悪いんだ。しょうがないだろ。人間のためだよってことでです。
だけど少しだけ残そう、少しだけ守ろう、少しだけ増やそう、少しだけ大切にしよう、少しだけ見ていようという「気持ち」と「行動」が未来の地球環境へのやさしい、最も大切な贈り物となるはずです。
クマの記事からここまで脱線しましたがどうだったでしょうか??
今回はツキノワグマの生息域で野鳥観察中のトシちゃんが、自分に向って歩いてくる個体を逃げずに、数十mの位置まで引き寄せてから見事激写した写真を提供して頂きました。
人間の一般的な生活圏からはやや外れ、人間に迷惑もかけておらず、道路を渡ろうが何をしようがツキノワグマのもともとの生息域での、クマの普通の生活を観察しただけなので110番もしませんし、その野生動物の存在を「この山にはつきのわぐまがいるんだね。いい山だね」という確認の気持ちで帰ってきたようです。

普通こんな感じでしょ!! 違いますか!!
人がめったに行かないような場所で「クマ出ました」で記事を書く方はいませんよね。
あたりまえのことですから。
それはやめてくださいね。伝えるべきことを伝えてください!!
人間にも野生動物にも自然環境にも失礼です。
Posted by やまからうみ at
02:16
│Comments(2)
2009年08月11日
◎自由研究◎
8月9日の日曜日、酒田市八幡地区にて自然観察会と自由研究相談会を実施しました(主催:イヌワシの森倶楽部、共催:みどりの玉手箱調査会)。
当日は午前と午後、水辺の昆虫、水生昆虫や魚類、モクズガニなどを荒瀬川で採取しました。
観察は観音寺コミセンにて顕微鏡やルーペなどを使って細部まで観察しました。さらに図鑑や参考書などを使って調べ学習も実施しました。
スタッフも参加者も楽しく、自然からのパワーをもらいながら、大人と子供の境界を取り払った「自由研究」となりました。
皆さん、夏ですよ☆☆☆自然から癒されましょう☆☆☆
自然からのパワーを感じてみましょう☆☆☆
また、このようなイベントを実施します。
調べ学習の様子

自由研究相談会の会場の様子

参加者の皆様、スタッフの皆様お疲れ様でした。
当日は午前と午後、水辺の昆虫、水生昆虫や魚類、モクズガニなどを荒瀬川で採取しました。
観察は観音寺コミセンにて顕微鏡やルーペなどを使って細部まで観察しました。さらに図鑑や参考書などを使って調べ学習も実施しました。
スタッフも参加者も楽しく、自然からのパワーをもらいながら、大人と子供の境界を取り払った「自由研究」となりました。
皆さん、夏ですよ☆☆☆自然から癒されましょう☆☆☆
自然からのパワーを感じてみましょう☆☆☆
また、このようなイベントを実施します。
調べ学習の様子
自由研究相談会の会場の様子
参加者の皆様、スタッフの皆様お疲れ様でした。
Posted by やまからうみ at
08:22
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