2009年04月20日
川の健康診断
皆さん酒田でもサクラが咲きましたね。私の住んでいる街でも先週からサクラが咲き始め満開となり、今週はもう葉っぱが出てきました。
そんなサクラを見ながら、子供と川の「がさごそ」をやりました。
「がさごそ」とは主に川の岸辺のエコトーン:移行帯にいる魚やエビ・カニ、昆虫類や両生類を手網ですくって遊ぶ、川遊びのひとつです。
先週は水が冷たかったものの移行帯は比較的浅いことや泥等で水温が高く、いろいろな水生生物に出会いました。
エビ、ドジョウ、ヤマメ、カマツカ、カワニナ、トンボのヤゴ、ミズカマキリ、そして、スナヤツメです。
中でもスナヤツメは砂や泥の中にもぐっていて、川底を見ても普通はわかりません。
長靴、手網、タオル、飼育ケースをもって川の中に入り、少しだけ砂や泥の中を網ですくいます。すると網の中ににょろにょろと入っています。
水のきれいな川で川岸にヨシやヤナギ、抽水性の植物が発達し自然の姿が残る場所に生息しています。
コンクリート護岸でも砂や泥が川底にあり、ヨシなどが繁茂している場所であれば生息していると思います。
しかし、このスナヤツメも近年は数を減らしている生物のひとつです。
私は年に何回かは子供と一緒に家の前の川の中の健康診断をしています。いつも同じ場所でやるようにしています。「がさごそ」でね。
今年は、そしてこの季節はどんな生き物がいるのかなってワクワクしながらもいろいろな生き物が「残っていてほしいな」とも思っています。
自分の住んでいる地域の自然環境の変化を診断するのには特段準備は必要ありませんよね。
遊びの中から楽しくやれるものがたくさんあります。そして、ちょっと記録を付けていくことで前の川の姿も見返せるし、結構役に立つかもしれないなぁなんて思ったりしてやっています。
皆さんも身近なところでやってみては、特に夏は気持ちいいですよ。
川の中も水中眼鏡なんてつけるとホント最高に楽しいです!!
写真はスナヤツメです。
そんなサクラを見ながら、子供と川の「がさごそ」をやりました。
「がさごそ」とは主に川の岸辺のエコトーン:移行帯にいる魚やエビ・カニ、昆虫類や両生類を手網ですくって遊ぶ、川遊びのひとつです。
先週は水が冷たかったものの移行帯は比較的浅いことや泥等で水温が高く、いろいろな水生生物に出会いました。
エビ、ドジョウ、ヤマメ、カマツカ、カワニナ、トンボのヤゴ、ミズカマキリ、そして、スナヤツメです。
中でもスナヤツメは砂や泥の中にもぐっていて、川底を見ても普通はわかりません。
長靴、手網、タオル、飼育ケースをもって川の中に入り、少しだけ砂や泥の中を網ですくいます。すると網の中ににょろにょろと入っています。
水のきれいな川で川岸にヨシやヤナギ、抽水性の植物が発達し自然の姿が残る場所に生息しています。
コンクリート護岸でも砂や泥が川底にあり、ヨシなどが繁茂している場所であれば生息していると思います。
しかし、このスナヤツメも近年は数を減らしている生物のひとつです。
私は年に何回かは子供と一緒に家の前の川の中の健康診断をしています。いつも同じ場所でやるようにしています。「がさごそ」でね。
今年は、そしてこの季節はどんな生き物がいるのかなってワクワクしながらもいろいろな生き物が「残っていてほしいな」とも思っています。
自分の住んでいる地域の自然環境の変化を診断するのには特段準備は必要ありませんよね。
遊びの中から楽しくやれるものがたくさんあります。そして、ちょっと記録を付けていくことで前の川の姿も見返せるし、結構役に立つかもしれないなぁなんて思ったりしてやっています。
皆さんも身近なところでやってみては、特に夏は気持ちいいですよ。
川の中も水中眼鏡なんてつけるとホント最高に楽しいです!!
写真はスナヤツメです。
Posted by やまからうみ at
16:01
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2009年04月09日
さとやまの守り神 フクロウ
藤丸さん、なすパパさん コメントありがとうございます。
渡りは餌の獲得と共に行なわれるものが多いんです。庄内でも夏は山にいても冬に田んぼの周りで過ごしているものもいます。
あと、鳥海山の写真は酒田市の八幡地区で撮影しています。送電鉄塔の映り込みを極力避けられる場所で撮影しています。
さて、今回はフクロウです。
庄内地方のさとやまにはフクロウが生息しています。フクロウはネズミを食べてくれるので集落ではフクロウが営巣できる大木を残したり、田んぼや畑の四隅に棒をたてて、うまく共存していました。
今は大木も切られたり、倒れたりして、フクロウが営巣できる樹洞のある木が少なくなっています。
写真のフクロウもそんな受難の中、ノスリの巣で繁殖を試みましたが、敵から丸見えだったため雛が全部食べられてしまいました。
それを観察していた有志で巣箱をその周辺に仕掛けたところ次の年から繁殖に成功するようになり、かわいい雛も観察されています。また、巣には大量のネズミが持ち込まれており、その種類は田んぼや畑に多いハタネズミだということもわかりました。
これからも庄内地方ののさとやまの人々とフクロウが共存できるように少しだけ手助けできればと考えています。
Posted by やまからうみ at
02:05
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2009年04月03日
渡る猛禽類Ⅰ
4月に入ったというのに寒い日は続きますが、自然の営みは毎年同じように繰り返されています。
この時期鳥海山の麓では「春の猛禽類の渡り」を見ることができます。
越冬のため北はシベリアから本州に渡ってきていたオジロワシやオオワシ、その他、北海道や東北地方からもオオタカやノスリなどが数多く本州各地に移動し、野鳥や小型哺乳類などの餌を求めて、比較的暖かい地域に暮らしていました。
それら「越冬組」が北の地や東北地方に移動し、はたまた山間に戻り、繁殖の準備を開始するのです。
そんな渡る猛禽類の姿が今年も見られています。数はどうなんでしょう?少なくなっているのでしょうか?
それは継続して何年も調べていかなくてはわかりません。
継続して調べることで「渡る猛禽類」の数は見えてきますが、同時に日本国内の自然環境の良し悪しも調べられる、そんな気がします。
この時期鳥海山の麓では「春の猛禽類の渡り」を見ることができます。
越冬のため北はシベリアから本州に渡ってきていたオジロワシやオオワシ、その他、北海道や東北地方からもオオタカやノスリなどが数多く本州各地に移動し、野鳥や小型哺乳類などの餌を求めて、比較的暖かい地域に暮らしていました。
それら「越冬組」が北の地や東北地方に移動し、はたまた山間に戻り、繁殖の準備を開始するのです。
そんな渡る猛禽類の姿が今年も見られています。数はどうなんでしょう?少なくなっているのでしょうか?
それは継続して何年も調べていかなくてはわかりません。
継続して調べることで「渡る猛禽類」の数は見えてきますが、同時に日本国内の自然環境の良し悪しも調べられる、そんな気がします。
Posted by やまからうみ at
05:25
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